メタ・ノート

WiFi経由でプリンターと接続して画像をプリントするAndroidアプリ「PictPrint」

弊社では大変珍しいAndroidアプリ案件のご紹介です。

これまでも間接的に関わらせて頂いたり、iPhoneアプリをリリースした後にAndroid版を、ということはありましたが、先にリリースされるのがAndroid版からというのは初めてですね。

タンデムシステムズ株式会社さんから6月3日にリリースされた、Androidアプリ「PictPrint」のアイコンや画面デザインに携わらせて頂きました。


アイコンデザインについては、このところ話題のフラットデザインとは真逆のアプローチですが、現行のAndroid OSがまだそのような路線へ移行していない(するかどうかも知りませんが)ということもあり、判りやすさを優先してデザインしてみました。

メイン画面のインターフェイスは、極力手数少なく操作ができることと、アプリがプリンターのドライバー的な役割なので、主張しすぎず判りやすくというところで着地した画面構成/デザインになりました。

メイン画面のスクリーンショット
※ スクリーンショットは、Google playから引用しました。

今回初めて直接的にAndroidアプリの開発に関わらせて頂いたのですが、噂に聞いていた通り、対応デバイスの多さやOSのバージョンによる実装の煩雑さは大変なものですね。

ボタンの画像を用意するのにも、ldpi、mdpi、hdpi、xhdpi、xxhdpiと5種類も(いろいろと調べてみると、新しめのOSを対象にするなら、いちばん下の解像度のものはもう要らないらしいですが)用意しないといけないとか、、。

これだけサイズのバリエーションがあると、へたすると各解像度にリサイズした際に小数点が発生したり、嫌な奇数ピクセルなんて日常茶飯事な訳です。何とも面倒。

あまりに面倒なんで、何か良いツールがないものかと探しまわったところ、素晴らしいツールに出会ったり。いろいろと勉強になりました。

ちなみに、そのツールというのは「Dip Calc」という電卓アプリです。

上記の5種類の解像度のうち、mdpiとxhdpiがiOSでいうところのnormalとretinaの関係にあるので、どちらかを基準にデザインを進めて、ひとつの数値を入力するだけで全ての解像度でのピクセル数を計算してくれるという優れものです。いやはや非常に助かりました。

詳しくは、このアプリの作成者でもある方のサイトを参照頂ければと思います。

Androidのdip(dp)ってpxに換算すると何なのさ!-めんどくさいのでDip Calc作りました- — pucchon design

と、少し脱線してしまいましたが、最後に、2013/6/3現在の「PictPrint」を使用いただける対象プリンターはキヤノン SELPHY CP900のみですが、今後対応機種を増やしていくとのことと、iOSアプリについても現在開発中ですので、ご期待頂ければと思います。

無料のアプリですので、対象プリンタとAndroid端末をペアでお持ちの方は、是非お使い下さいませ。

以下はアプリダウンロード先と関連サイトです。

PictPrint – WiFi Print App – – Google Play の Android アプリ

PictPrint | tandemapps

キヤノン:コンパクトフォトプリンター SELPHY CP900|概要

しんぷるなぷろだくとをコンセプトに、 デザイナーが運営する雑貨屋さん:ぷるぷろ