メタ・ノート

Maker’s で制作したものの記録(最初の一歩)

神戸のポートアイランドにオープンした、本格的なメイカーズ工房「Maker’s 神戸」。

昨年の9月に見学、その後仕事が慌ただしくなり少し間を置いて、今年の1月にレーザー加工初級のライセンスを取得、3ヶ月分程月次契約をして、できることを色々と試してみました。

折角なので、その記録という意味で、実際に制作してみたものを公開したいと思います。


まずは簡単なものから挑戦ということで、「何が良いかな、、」と考え、身近なところからコップの下に敷くコースターをチョイス。

コースターという形状から、普段見慣れているアプリアイコンがすぐに連想できたので、絵柄にはこれまでに携わったアプリのデザインを採用しました。

レーザーカットする素材はライセンス取得の際にも使ったアクリル板。

こんな感じに仕上がりました。

アクリル素材でコースター制作

んーーー、何かイメージしていたものと違う、、、。

絵柄を表現するのに彫刻の深さを変えて彫り込んでいるんですが、全体的に真っ白けで深さの強弱が見分けられず、何の絵柄か判りにくいですね。

コレジャナイ感満載です。

アクリル素材のレーザー彫刻拡大図

拡大してもまだ判りにくいですね、、。

ということで、素材を変えて方向転換。

今度はアクリルよりもずっと安価で手に入りやすい、MDF板 (medium density fiberboard:中密度繊維板) を使うことに。

MDF板はホームセンターならば大抵置いているお手軽素材です。

今度はこんな感じになりました。

試作プロダクト No.01 のコースターが出来上がりです。

MDF板をレーザー彫刻して制作したコースター

手前味噌ながらなかなか良い仕上りです。

上記の写真のものは、思いの外良い仕上がりになって気を良くしたので、サンドペーパーで表面を整えた後に天然塗料を塗って仕上げたものです。

MDF板は水に弱いので、コースターとして使用するには塗料やワックス等、表面をコーティングする必要がありそうです。

ちなみに、他にも木材を使って試してみましたが、檜材で制作したものはこんな仕上がりになります。

檜材をレーザー彫刻して制作したコースター

これも木目があってなかなか良いですね。

木材とレーザー加工機は相性が良さそうなので、檜材以外にもいろいろな種類の木材で試してみるもの良さそうです。

というところで、このまま書き続けると長くなってしましそうですので、試作プロダクト No.02 については別エントリーにしようと思います。

お楽しみにして頂けるかどうか分かりませんが、お楽しみにー。

▼ このエントリーの続き
Maker’s で制作したものの記録:その2(さらに素材を変えてみる)
Maker’s で制作したものの記録:その3(調子にのって)
Maker’s で制作したものの記録:その4(一息ついて小物の制作)
Maker’s で制作したものの記録:その5(新たな機材をマスター)