Maker’s で制作したものの記録:その6(市販製品との組み合わせ)
Maker’s神戸で制作したものの記録もその6となりました。
今回は市販品との組み合わせを考慮した製品を考えてみました。
市販品といっても少々マイナーな製品ではありますが、試作品ということで俺トク感満載でご了承下さい。
その市販品はこちら。
以前、INDIEGOGOというクラウドファウンディングサイトで投資を募集していた「iQi Mobile – Seamless Wireless Charging For iPhone」です。
なかなか人気のあった製品で、最終的に目標金額の539%($161,681 USD)の資金を集めたようで、最近では日本のAmazonでも入手できるみたいです。
私がINDIEGOGOで入手した時も、日本円にして確か6,000円強だったと思うので、それほど割高な印象はないですね。(確認時点では7,000円強でした)
この製品、そのままでも十分にスタイリッシュなので、そのまま使っても良い(むしろその方が良い?)のですが、iPhoneを置いたときに、置く場所によって充電されないとか、比較的ポジションにシビアなのが気になったのと、iPhoneとのバランスがどうも落ち着かないことから、今回の制作に至ったという訳です。
完成品はこちら。
製品本体よりもUSBケーブルを束ねているレザークリップが気になった方はこちら。
イヤホンコードクリップ nop-nop(ノップ・ノップ) | ぷるぷろ
本来イヤホンのケーブルが絡まないように使うアイテムですが、このようにUSBケーブルを束ねるのにも重宝する便利グッズで、お盆明けには新製品も登場します。
宣伝失礼しました、、(^ ^;;
続いて中の構造はこのようになっています。
上蓋部分と土台部分を固定するために、ジグソーパズルの構造を取り入れてみました。
レーザー加工機での加工の精度により、はめ込んだ際に多少遊びはあるものの、必要十分に土台と上蓋を固定することができました。
iQi Mobile Chargerを取り外したらこんな感じ。
上蓋にも加工していますが、充電時に少し本体から発熱があるため、底面にも放熱のための穴を設けています。
専門分野ではないので、効果の程は詳細に判りませんが、そこそこ役立っているのではないかと思います。
上蓋と土台裏側部分のデザイン。
前回の記録をご覧頂いた方は既にお気づきかもしれませんが、今回の試作品もレーザーカットした板材を何枚も重ねることで形状を構成する積層型の工作法で、カットしたMDF板をそれぞれ木工用ボンドで接着して作成しています。
iPhoneを置いてみるとこのような感じに。
これでiPhoneの置き方によって(置く場所がズレて)充電できないこともなくなりましたし、見た目の安定感もバッチリです。
現状では、板材にレーザーカットした際のヤニ(ぼやっとエッジの部分が茶色くなっていたり、ハニカム状の模様で変色しているところ)がついてしまったままですが、気が向いたら表面を整えて塗装してみようかと思います。
というところで、これまでにMaker’s神戸で制作したものの記録は一旦これでおしまいです。
実際にはこれら以外にも、皮革をレザークラフト用にカットしたものや、もっとへんてこなものもありますが、それはまた別の機会でご紹介するかも知れません。
Maker’s神戸には、今回までに利用したレーザー加工機やUVプリンター以外にも、金属用のレーザー加工機や3Dプリンター、カッティングプロッターなどの機材も揃っているので、機会をみてそれらにも挑戦してみたいと思います。
参考になったかどうか分かりませんが、一連のエントリーをご覧になって少しでも興味をもたれた方は、無料で参加できる見学ツアーも開催されているので、体験してみてはいかがでしょうか?
そして黙々と作業している私を見かけられた時には、お気軽にお声がけ下さいませ (^ ^)
【無料見学ツアー】MAKER’S TOUR(メイカーズツアー)開催のお知らせ|本格的なものづくり工房MAKER'S(メイカーズ)が神戸に誕生。
▼ 前回までのエントリーはこちら
・Maker’s で制作したものの記録(最初の一歩)
・Maker’s で制作したものの記録:その2(さらに素材を変えてみる)
・Maker’s で制作したものの記録:その3(調子にのって)
・Maker’s で制作したものの記録:その4(一息ついて小物の制作)
・Maker’s で制作したものの記録:その5(新たな機材をマスター)
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