メタ・ノート

静的Web技術の総合ブランド「espar」

株式会社フィードテイラーさんが提供されている、静的Web技術ブランド「espar」が、数々の実績を重ねてリブランディングされました。

以前のブランド構築の際にも弊社でお手伝いさせて頂いたのですが、今回のリブランディングでもお声がけ頂き、約半年ほど取り組んでいました、ありがとうございます。

初期にリリースされたサービスは、WordPressなどのCMSを利用したサイトを静的化して、ユーザーからのアクセスに高速対応、そしてセキュリティ的にも堅牢な「espar」。リブランディングを経て「espar vault(エスパー・ボルト)」と呼称変更されました。

espar vaultの特長

CMSサイトの応答速度が理論上の最高速度に!

CMSのページをHTML化しますので、比較にならないほど快適に閲覧できるサイトに変わります。その結果、様々なメリットを得られます。

メリット1: サイト離脱率の低下、メリット2: サイト回遊率の上昇とPV増加、メリット3: Core Web Vitals スコアの上昇
お客様の声;「別世界に連れて行かれた」、「まさに桁外れに速くなりました」
CMSサイトが重い理由を解説した図版、CMS単体で運用した場合、リクエストを受けたサーバ側で、PHP・DB処理やHTML生成に時間がかかることでサイトが重く感じられますが、espar vaultで静的化した場合、それらの処理が不要になるため、サイトにアクセスしてブラウザに表示されるまでの所要時間が劇的に短縮化されることを説明しています。

ポイント:espar vaultは、CMSサイトが重くなる原因を断つことで
負荷問題を根本的に解決し、運用負担を大幅に軽減させます。

攻撃されようがない構成でセキュリティを最高レベルに!

静的化技術によりCMSサーバを隠蔽化することができます。
攻撃されたらどうしよう?の不安」から「そもそも攻撃されない安心感」へ

隠蔽化のカラクリを解説した図版、公開用と異なるドメインでCMSサイトを構築し、espar vaultでHTML化と同時に画像やCSS/JSなどをすべて取得、HTMLファイル中のドメインを公開用に置換して、公開用ドメインのサーバへ転送します。これで悪意のある人物は、攻撃しようとしてもCMSに辿り着けなくなることを説明しています。

アクセスを大量に捌く必要のあるサイトや、急なアクセス集中によるトラフィック増加のようなケースでも、サーバをダウンさせることなく安心して運用できるので、名だたる企業をはじめ、さまざまなウェブサイトで採用されています。

epar vaultの導入事例など

導入事例の一部はこちらに。
espar vault 採用サイト | 株式会社フィードテイラー

espar vaultの導入価格は、Webサイトの構成や規模などによって変わりますが、こちらの基本価格表を参照ください。
基本価格表 | 株式会社フィードテイラー

espar form

そしてespar vaultの一部として提供されてる問い合わせフォームの実装サービスは、「espar form(エスパー・フォーム)」として単体でも提供されています。

CMSは使っていないが、LP(ランディング・ページ)サイトなどでエンジニアを介さずに、手っ取り早く簡単に問い合わせフォームを実装したいという時には最適解で、まさに、静的サイト時代のフォーム実装ツールとして、実装の「面倒くさい」を全て取り除いた画期的なサービスです。

espar formの特長

デザイナーやコーダーに優しい実装ツール

HTMLファイル中のタグを、わずか3ステップで動くフォームにすることができます。

ステップ1:埋め込みコードを貼り付ける、ステップ2:HTMLのコードに特別なクラスなどを追加する、ステップ3:専用の管理画面でメールの内容を設定する

たったこれだけで問い合わせフォームが動き始めます。PHP化やCMS化はまったく不要です。HTML/CSSの知識があれば誰でも組み込めますので、デザイナーやコーダーだけでLPや中小規模サイトの制作を完結させることができます。

従来の工程とespar formでの設定比較図版、PHPやCMS化の工程をまるっと省けて大幅に実装工程を短縮化できることを説明しています。

メリット:納品までの時間を劇的に短縮化できるため、制作案件の利益率アップを見込めます。また納品後の手離れも良く、PHP化やCMS化に起因するメール関連トラブルからも解放されます。

フォームの『面倒くさい』を完全排除

便利な機能や自動処理を多く搭載しています。

  • 確認画面・完了画面の自動生成
  • 入力条件チェック (約30種類)
  • エラー表示の自動制御
  • 送信中のローディング表示
  • 全角/半角の自動変換
  • 受付日時、UserAgent等の埋め込み
セキュリティも万全なスパム・迷惑メール対策
・SPF対応
・DKIM対応(独自ドメイン署名)
・DMARC対応
・連続送信拒否フィルタ
・フォーム入力内容の非保存

こちらも、上場企業サイトや学校サイト、会員サイト、製品サイト、ECサイト、メディアサイトなど、業界や規模を問わず、多くのサイトで利用実績があります。

導入事例 | espar form

簡単に実装できるとはいえ、機能が不十分であったり、必要要件を満たせないと導入を躊躇してしまいますが、espar form は、その辺りも実に良くフォローアップされているサービスで、以下のような特長も備えています。

充実の基本機能と圧倒的な高機能

シンプルなフォームから、複雑なフォームまで、どのようなフォームでもご利用頂けます。

基本


  • 通知・返信メール
  • ファイル添付
  • Cc, Bcc, Reply-To対応
  • 送信元アドレスの独自ドメイン指定
  • メール本文や件名を条件分岐で変更

連携


  • チャット連携(Slack, Chatwork, direct)
  • 外部サービス連携 (Googleスプレッドシート, kintone, Re:lation, Shifter, 楽楽販売)
  • 外部RestAPI連携
    ※ 各製品名は各社の登録商標です

応用


  • 挙動をカスタマイズできるコールバック
  • アンケートタイプの連続フォーム
  • 独自入力チェック条件の実装
  • 設置用サーバが不要なフォームホスティング
  • フォーム営業の自動判定とフィルタ

espar formの詳細など

さらに詳しい利用イメージや、利用料金については、こちらに情報がまとまっています。

静的サイト時代の フォーム実装ツール | espar form

少しでも興味を待たれた方は、是非問い合わせフォームからお問い合わせください。

お問い合わせ | espar form

上記の問い合わせフォームも espar form で実装されています。

直接上記から問い合わせ頂くのはもちろん、弊社とお付き合いのある方であれば、お繋ぎもできますのでお気軽にお声がけください。

esparのリブランディングについて

ブランドロゴ

今回リブランディングについてご相談を受け、何度も打ち合わせを重ねて、方向性としては「すぐに導入できる」や「レスポンスが高速」というキーワードから、ブランドロゴを構成するモチーフを検討していきました。

ブランドロゴのタイプフェイスは、静的化イメージを特徴とした正体から、動的で速さを感じられる斜体へ変更。

さらにそのタイプフェイスには、電光石火といった素早さをイメージする稲妻やパルスをモチーフにしたシンボルを組み込み、サービスロゴとして展開する際には、サービス名と併用して使えるシンボルマークも作成しました。

esparブランドとespar vault、espar form各サービスのリブランド後のロゴはこちらです。

また、ロゴタイプとシンボルマークの関係性を表現するために、シンボルマークからブランドロゴへ変化する様子や、ブランドロゴからシンボルマークへ変化する様子をアニメーションにしたモーショングラフィックも作成しています。後者は上記でご紹介した espar form の LPサイトでもご覧頂けます(サイト内のロゴがスクロールに連動してトランジションします)。

販促ツール

2025年6月6日から7日の2日間開催された「この街のクリエイター博覧会2025」では、リブランディングされたサービス群の紹介をされまして、そこでブースを彩ったツール(ブース背景の垂れ幕、各サービスのリーフレット)のデザインもお手伝いさせて頂きました。

こちらでは、イラストレーターのいとうみゆきさんが手がけた優しいイラストとのコラボレーションが実現し、凡そIT企業とは思えないイメージ展開で、インパクトのあるブースに仕上がりました。当日の様子はこんな感じでした。

背景の垂れ幕は、サイズが全幅1,500ミリ、全長3,000ミリという大物で、制作期間的に一発勝負で失敗するわけにいかず、予め3DモデルでCGを作成しながらシミュレーションして印刷入稿に挑みました。

シミュレーションの様子は、ご依頼主のフィードテイラーさんにも確認頂きながら進めましたが、途中段階でも完成形のイメージを把握できたということで好評価を頂けました。

今回は時間の都合もあり、3DモデルのレンダリングイメージをARやVR空間に展開して確認というところまではできませんでしたが、フィードテイラーさんとの打ち合わせでは、VR空間を利用して実施されることも多いので、次にまたこのような機会があれば是非トライしてみたいと思っています。

最後に

こちらのブログでは、(公表可能な)アプリやウェブサイトなどの制作事例紹介が多いですが、このようにブランドやロゴまわり(CI: Corporate IdentityやVI: Visual Identity)に関するデザイン案件も、これまでに多数お受けしていますので、そのようなご相談があれば、是非お気軽にお問い合わせください。