メタ・ノート

2026年、明けましておめでとうございます

新しい年が始まりました

気持ちを新たに、相変わらず話題に事欠かない生成AIに、今年も色々と取り組んでいくことになりそうです。

2026年の干支(馬)をモチーフにしたワイヤーアートがギャラリーに展示されている画像

2025年の終盤では、GoogleからGemini 3と同時に「Gemini 3 Pro Image (通称Nano Banana Pro)」がリリースされましたが、これには本当に驚かされました。

これをもってデザイン業界でもグッと利用用途が広がると感じた瞬間でした。

新年の挨拶とは趣が違うかもしれませんが、雑談的に少しその辺りの感想を書いてみたいと思います。

画像生成AIは「言語化能力」で決まる?

この投稿では、干支をモチーフにしたワイヤーアート風のビジュアル(動画と静止画)を使っていますが、これもNano Banana Proを利用して作成しました。

巷で言うポン出しではないですが、工程は以下のような流れ。

ChatGPTでどんなイメージにするかを壁打ちして、ひと筆描きのラインアートに決定(普段の壁打ち相手なのでChatGPTを使いましたが、Geminiでも良さそうです)
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勢いよく駆け出しそうな馬をモチーフにしたラインアートをNano Banana Proへ指示
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生成されたものから気に入った画像を選んで、Adobe Illustratorのトレース機能を使いベジェ曲線に変換、より理想の構図へ整える
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動画は、作成したIllustratorのレイヤーをAdobe After Effectsに読み込んで、動きをつけてLottieアニメーションに変換
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静止画はIllustratorで作成した最終画像を参照させ、背景の指示を加えてNano Banana Proで生成

これまでの画像生成AIは、プロンプトを入力しても「それじゃないんだよ…」と、意図したイメージから遠い結果になることが少なくありませんでした。しかし、Nano Banana Proを使ってみると、その印象が大きく変わります。初回から、かなり意図に近いイメージが返ってくる手応えがあります。

もちろん、出力の結果はプロンプトの質に依存しますので、「馬をモチーフにした良い感じの画像」といった曖昧な指示では理想の画像を出すのは難しいでしょう。しかし、頭の中にあるイメージを言語化して、その解像度を高めて記述するほど、精度の高い画像が生成されるようになります。

「解像度の高い言葉」が結果を変える

このプロセスを通じて感じるのは、使う側の「言語化能力」がこれまで以上に問われているということです。高い言語化能力をもって指示すれば、それだけ思い通りの出力を得られる。これはプログラムコードの生成でも言えることですが、画像生成においてはその影響がよりダイレクトに現れる印象です。

私自身、さまざまなパターンで検証していますが、「言葉の解像度 = 出力の理想度」という相関関係は間違いなさそうです。

「駆け出しデザイナー」をチームに迎える感覚

エンジニアリングのケースでは、生成AIを「ジュニアエンジニア」が一人増えたようなものと例えることがありますが、デザイン業務でも同じで、「駆け出しデザイナー」を採用したような感覚です。

採用といっても、AIには「雇用」というハードルがありませんので、必要な時だけ、必要な数(複数)のデザイナーに同時に依頼したり、納得がいくまで何度でもリトライしてもらうというのもメリットと言えそうです。

そして今後、AIの精度がさらに上がり、彼らが「駆け出しデザイナー」から「シニアデザイナー」レベルの能力を持つようになれば、そのインパクトは大きそうです。

制作フローの主軸が「作業」から「ディレクション」へ

画像生成以外では、以前の投稿「携わったイベント運営の舞台裏レポート」で書いたLPサイトやイベント予約フォームの制作をしたり、普段使いツールのFigmaでちょっとしたウェブアプリを作ったり。

LPサイトなどの制作は、これまで全て自力でコーディングしていたのが、コードはほとんどAIが書いて、それをざっと確認するのが仕事みたいなことになりましたし、Figmaでは、Figma Makeを使ってAIに伴走してもらって、要件定義から仕様書を作成、実装、公開までやってしまえます。

アプリなんて自分で作れるとは思ってもみませんでしたが、不便を感じた時や、繰り返し作業が発生しそうなタイミングで、さくっとアプリを作成できるのはとても便利になりました。

作業レベルの業務はそうやって任せて、ディレクションへ注力できることで、本質的な課題解決に向き合える時間を増やせます。

道具が変われば、求められるスキルも変わります。今後もAIと対話しながら理想の形態を模索していき、より良いサービスの提供に努めたいと思います。

毎年恒例の初日の出

2026年の初日の出

この通り、無事ご来光を仰ぐことができました。

晴後曇の天気予報だったので、雲がかかったりしてどうかな?と思っていましたが、今年もまん丸の太陽が神々しかったです。

この太陽のように、新しい年が皆さんにとっても光り輝く実り多い年になりますように。