制作したロゴを彫刻したコースター
再びMaker’s神戸へ
久々にMaker’s神戸へ何度か足を運んでコースターを制作しました。
コースターの彫刻と形状のカットにはレーザーカッターを使用しましたが、彫刻に用いたのは今年弊社へ制作のご依頼を頂いたロゴタイプやロゴマークです。
以前に制作していたコースターをいろいろな方に見て頂いたところ思いのほか好評で、カスタムメイドのものが欲しいという声も頂いていたので、きっとよろこんで頂けるだろうということで、ご依頼を頂いた3社へそれぞれお届けしました(昨日発送したので到着は明日以降かと > 関係者各位さま)。
ロゴタイプやロゴマークはデジタルデータでの納品になりますので、印刷物やプロモーションまたはノベルティ用のステッカーなどを作らない限り、なかなか手に取れる形で目にすることはないですが、こういう形で日常的に見て頂くのも良いのではないかと。
全てではないですが(そして関係のないものも混在していますが)、制作したものはこんな感じに仕上がりました。
数はたくさん作れませんでしたが、コースターとして支障なく使えるように、レーザーカットしたものを洗浄して乾燥させた後、切断面に水性のステイン塗料を塗り、全体に食品衛生法や環境に考慮した水性ウレタンニスを刷毛塗り、彫刻面はそのウレタンニスを再度上塗りしています。
それ程数があった訳ではないのに、ひとりで黙々と刷毛塗り作業なんかしてると、なんだかその筋の職人さんになったような気分になりました。
これだけ塗装を施しておけば、少々飲料がこぼれたとしても問題ないかと思いますので、どしどし日常的に使って頂ければと思います。
そしてもうひとつ
そして、ここから少し脱線しますが、せっかくMaker’s神戸へ足を運んだことだし、ということで、コースター以外にもお楽しみ工作としてこんなものも作ってみました。
図面というか、パーツ切り出し用のデータはかなり前に出来上がっていたのですが、Maker’s神戸へ足を運ぶ機会がなかったのでずっと放置していたものです。
Apple Watchを充電するためのスタンドです。
前にMaker’s神戸で何ができるのかをトライアウトでいくつか作ったものと同じく、レーザーカットした板材を何枚も重ねることで形状を構成する積層型の工作法(私が勝手に考えて命名)で組み上げています。(トライアウトで制作したものの記録は、下部のサムネイル写真つきのリンクで参照して下さい)
レーザーカット中のパーツはこのような感じです。
これらのパーツを木工用ボンドで貼り合わせて立体にしています。
Apple Watchを取り外せば、次の写真のように磁気充電器が埋め込める構造になっています。
ちなみに、写真右側のものは最初のプロトタイプで、磁気充電器の取り外しに少々難があったため、改良型として左の形状になりました。
側面に開いた穴がポイントですが、そこから指で磁気充電器の背面を押すようにして取り外せるようにしたのが改良点です。
今まで磁気充電器をテーブルにおいて直に充電して使っていましたが、これで少し便利に使うことができそうです。
ここまでできてしまうと自分以外の方にも使って頂きたい気持ちがわいてきますが、なにぶん自己満足な造型ですし、工作に手間がかかり過ぎてしまうので、こういうのはなかなか難しいですね。
工作キットとしてカットしたままをお届けしても良いのかもですね。