事務所移転のお知らせ
働き方が随分と変わりました
広告媒体(主に紙モノ)のデザインを主力業務としていた10数年前までは、案件の依頼を受けるとクライアントさんの会社まで足を運び、担当の方と膝を付き合わせて打ち合わせ、途中段階の成果物はチェックのためにプリントアウトして頻繁にお届けし、最終成果物もデータを記録媒体へ複製して持参というように、クライアントさんへのアクセスが良い場所というのが事務所を構える必須条件でした。
そして、アプリ等のインターフェイスデザインを主とした昨今は、打ち合わせにFaceTimeやSkype、チャットツールを使ってオンラインで会議、途中の成果物や最終成果物はクラウドストレージを利用というように、クライアントさんへのアクセスは気にする必要がなくなりましたし、加えて、他府県で遠方のクライアントさんのご依頼にも対応が可能になったりで、事務所の所在地にほぼ制限がなくなったと感じています。
そんな中、上記仕事周りの変化や、3年ほど前から始めたうつわ作り(陶芸)にある程度目処がついたこと、プライベートでは子供が社会人となり、親の役目を果たせ一段楽したことなど、働く環境を見直すには丁度良い時期ではないかと考えまして、少し思い切って事務所を移転することにしました。
現在の事務所は、勤めていた会社から独立後に構えた最初の場所で一度も引越しをしていませんので、今回が初めての移転です。
より心地よく働ける環境を求めて
移転先は奈良県の御所市という場所で、6月からの営業開始を予定しています。
詳しい住所はまたあらためてお知らせしますが、街の中心地からは少し離れた場所です。
この場所を選んだ理由は、以前友人がこの地域に住まわれていたことがあり、何度か訪問して気に入っていたということや、働く環境として求める理想が街の中心地にはなくなったこと、後述するアトリエの今後も考慮した結果です。
図らずも平成から令和へ元号が変わるタイミングになり、万葉ゆかりの地もある奈良県への移転は何かの縁かも知れません。
このような場所へ事務所を構えることに関しては、IT系のサテライトオフィスなどでは先行事例があるものの、弊社の場合はメインなので少し勇気は必要でしたが、これからの働き方を考えた場合、数年後には特別風変わりなことではなくなっているのではないかと思っています。
移転先では、デザイン関連業務は引き続き主力業務として注力することに変わらず、理想とする環境で気持ちも新たに取り組んで参りますので、関係者各位様には、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
そして、これまで趣味の領域で取り組んでいたうつわ作りに関しては、アトリエに加えてギャラリーも併設し、施設を拡充していきたいと思っていまして、手作りになるので少し時間はかかるかも知れませんが、どなたでも自由に手にとって見て頂けて購入もして頂けるような場所を作りたいと考えています。
市街からは少し離れ交通の便が良いとは言えず、空き時間ができたのでちょっと寄ろうか、というようには足を運んで頂きにくい場所かと思いますが、リフレッシュや息抜きには最高の環境です。
準備が整いましたらまたこのブログでもあらためてお知らせしますので、少し足を延ばしてぜひお立ち寄り頂ければうれしいです。
その際には、自作のドリッパーを使ったハンドドリップコーヒーをご用意してお待ちしています。
ということで、ひとまずはご報告までに。
関係者各位様へは別途案内状を郵送いたしますので、登録住所の変更ななどでお手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。