Maker’s で制作したものの記録:その3(調子にのって)
引き続き、Maker’s神戸で制作したもの。
今回は制作したものの記録:その3ということで、段々と調子にのってまいりまして、自分の未熟さもかえりみず、もう少し難易度の高いものに挑戦したいという思いがフツフツと。
で、どうせ作るならば実用的なものが良いなぁ、と思い、普段よく使うiPhoneに関係したものを何か作ろうと考えました。
Adobe Illustratorを使って、レーザーカット用に作った図面はこのように。
あ、そうそう、回を重ねて今更感がありますが、制作に使用しているレーザー加工機(GCC SPIRIT GLS)でデータ作成に必要なソフトウェアはCorelDrawですが、私は普段使い慣れているAdobe Illustratorを使い、データをv10フォーマットで保存、CorelDrawへインポートしています。
少し脱線してしまいましたが、図面だけで何か判るでしょうか?
それほど複雑な形状ではないので、すぐにピンときた方もおられるかも知れませんね。
仕事中にデスクの傍らへiPhoneを置いておいて、メッセージなどの通知の確認や充電ができればということで、iPhone用スタンドを考えてみました。
実際にはこの前にも何パターンか制作してレーザー加工をも重ね、試行錯誤の工程はあったのですが、最終的にこのような形状に落ち着きました。
完成品はこちら。
使用した素材は7ミリ厚と2.5ミリ厚のMDF板で、実際にiPhoneを載せるとこんな感じになります。
裏もちゃんと加工していたりして。
お気に入りの Happy iPhone をレーザー彫刻しています。
そして、iPhone用ができたのなら、次は、、ということで、勢いに乗って iPad用も制作してみました。
基本的な構造は変わりませんので、少し大きくしただけと言えばそうですね。
iPadを載せるとさまになります。
こちらの裏側には Happy iPad を!
今回制作したものでミソとなったのは、MDF板を曲げるところで用いたカット手法ですが、こちらは以前社内ミーティングの際に @mg403 が面白い構造のモノがあると紹介していた海外の情報を元に真似っこしてアレンジしてみたものです。
▼ 参考にしたのはこちら
Folding Wood Booklet by SNIJLAB – Thingiverse
材質の硬さや大きさ(重さ)、カットラインの長さ、間隔によって曲がり具合が違ってくるため、程よい角度を確保するのに微調整が必要でしたが、お手軽な素材でしたので、何度かトライアンドエラーを繰り返してベストな角度にたどり着きました。
ちなみに、このカット手法ですが、最近ではこちらの商品にも採用されていて驚きました。
・LUMIO sf | AssistOn
今回はiPhone/iPad絡みで2つ制作しましたが、次回もiPhoneに関連した何かが登場します。
ということで、またまた続きます。
▼ 前回までのエントリーはこちら
・Maker’s で制作したものの記録(最初の一歩)
・Maker’s で制作したものの記録:その2(さらに素材を変えてみる)
▼ 以降のエントリーはこちら
・Maker’s で制作したものの記録:その4(一息ついて小物の制作)
・Maker’s で制作したものの記録:その5(新たな機材をマスター)